寄棟屋根が見せる、伝統と革新
現代の家づくりには様々な工法とスタイルがあり、それぞれ一概に良い・悪いということは言えない。古くからある作り方にもメリットがあり、新しい工法にもデメリットがある。ポイントは、その中から「良いところ」を抽出していくことができるということだ。
今回紹介するのは、日本古来の家づくりを現代風にアップデートした住宅。そこに伝統と革新を感じてほしい。
寄棟の家を現代風にアレンジ
寄棟とは屋根の形状の一種で、四面構造でそれぞれが四方向へ傾斜しているものを指す。
この屋根を採用している建物は「寄棟造」と呼ばれ、日本の伝統的な建物構造で、その歴史は古い。言わずと知れた奈良の大仏を置く東大寺大仏殿もそのひとつだ。
かの大仏殿を思い浮かべればわかるように、寄棟造はどっしりとした存在感が特徴。それを現代風にアレンジしたものがこの家で、モダンなテイストを組み合わせることでスタイルをブラッシュアップさせている。
エントランスホールはシンプルで爽やかに
一方、ひとたび室内に足を踏み入れると、そのエントランスホールは重厚感とは無縁で、白を基調としたシンプルで爽やかな光景が広がる。
伝統的な日本の家を感じさせる外観との対比も面白い。家の中にいても、大らかな自然を意識させるような内観となっている。
広いカウンターキッチンでまったり
ダイニング・キッチンは木目のよく出たインテリアを中心に、ナチュラルテイストでまとめられている。壁にはブラック系のアクセントクロスが貼られていて、子供っぽく見えないところもポイント。
特徴的なのは、長さのある広いキッチンのカウンター。料理をサーブする際にも便利なのはもちろんだが、食後にはバーカウンターにも早変わり。夫婦が横に並んでお酒を交わせば、ダイニングテーブルで向かい合って座っているときとはまた違った話で盛り上がれるはずだ。
家の随所にワンポイントで飾られるミニチュア・カーの配置からは、オーナーの車へのこだわりと愛情が見える。
小ぶりなソファでも存在感十分
写真では室内の全体像を見せることは難しいが、各部屋の動線が並列に置かれていて、ストレスなくスムーズに行き来できるのも、この家の過ごしやすさの秘訣。
ダイニング・キッチンから繋がるリビングは、開口部を大きく取ってまるでリゾートのような雰囲気。小ぶりでも座り心地の良いソファは見た目にも存在感は十分で、ミニマムなリビングを体現している。
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