四季折々に表情を変える家2018.7.13 / Column

ここ日本に住んでいれば当たり前のことでも、世界に出てみればそうでないことはたくさんある。

たとえば「四季」。
春夏秋冬、季節が分かれている国は日本だけではないけれど、これだけはっきりと3ヵ月ごと均等に季節が移ろう国というのは世界でも珍しいこと。

せっかく四季折々に楽しみを見つけられるのだから、家でもこれを味わわない手はない。そんなテーマを持って仕上がったのが、この家だ。

玄関へのアプローチを緑が包む

四季の変化をもっとも表せる場所が、外構部分だ。この家では、写真にあるように玄関へのアプローチを緑で囲むようにレイアウト。

色彩を変化させるアプローチがあることで、出かけるとき、また家に帰ってきたときに季節を感じることができるようになっている。

季節を楽しめる中庭

季節を楽しめるのは、アプローチだけじゃない。この家では、中庭を上手に使って四季を上手に表現している。

外庭の生き生きとしたイメージとは違い、階段越しに見える中庭は、京都の石庭のような侘び寂びを感じさせる空間となっている。

北欧風にまとめたリビング

リビングやダイニングは、シンプルな白壁に明るめのフローリングを合わせ、さらに北欧ブランドのインテリアで爽やかな仕上げに。

定番のルイス・ポールセンのペンダントライトや、ストッケのトリップトラップチェアなど、外れのない一品をチョイスし、北欧らしく色味で遊んでいる。

さらに特徴的なのはLDKとそのほかの空間を室内窓で仕切っていること。こうすることでリビングに落ち着き感を持たせている。

階段もインテリアの一部として

最近では、階段をリビングの中に設置する住宅も増えてきた。子供たちと積極的にコミュニケーションを取っていこうとする気持ちの表れだ。

しかし、リビングイン階段は空間が2階まですべてつながることで、冷暖房効率が下がってしまうことが最大のデメリットだ。この家では、こうした点も前述の室内窓が解消している。

間仕切で冷暖房効率をアップさせつつも外側が見通せるようになっているので、人の通りを意識できる。料理しながらでも、子供たちの帰宅を出迎えることだって可能だ。

これから家を建てるのであれば、やはりエコのことを考えた家づくりもポイント。室内窓の間仕切りは、デザイン面でも、エコでも、そして経済的にもおオトクで、さらに家族間のコミュニケーション強化にもつながる、一石四鳥のアイテムといえる。