光の降り注ぐ家2018.6.14 / Column

明るい家と暗い家、どちらを選ぶかと聞いて、暗い家と答える人は相当にアーティスティックな人だろう。もちろん、その個性を否定しているわけではなく、「大抵の人は、明るい家を好む」というだけの話だ。

では、家を明るくするにはどうすればいいのか。それには「多くの光を取り込む」しかない。今回は、そんな「光」に重点を置いて造られた住宅を紹介しよう。

軒先までこだわった外観

普通の家とは少し違ったクオリティの高さを求めるのであれば、こだわりたいのは「普段あまり見ない部分」。

たとえば、天井は個性を出しやすいポイントで、板張りとすることで住宅の質感を大きく向上させることができる。この住宅は、それを室内だけでなく、外観でも追求。軒裏までこだわってスタイルアップさせている。

大きめのトップライトで採光は抜群

部屋の明るさは、そこに入ってくる光次第だということは前述した通り。明るい部屋を作るためには、できるだけ多く光を取り込んであげればいい。

そこで活躍するのがトップライトだ。トップライトとは、いわゆる「天窓」のこと。室内にふんだんに自然光を取り込むことで、部屋が明るくなることはもちろん、リラックス効果や通風性の向上など、副次的なメリットも期待できる。

周りの目線が入らない角度なので、プライバシーのことを考えることなく部屋を開放的にできるのも魅力だ。

リビングダイニングは落ち着いた木材で統一

リビングとダイニングは、フローリングだけでなく、インテリアやドアまで同じトーンの木材でコーディネート。

シーリングライトではなく、ダウンライトを散りばめることで部屋に立体感を演出。昼はトップライトで明るく、夜はダウンライトの効果で陰影のついた落ち着きあるスペースとなっている。

昼と夜で部屋の表情がかなり変わるので、一日の変化をわかりやすく感じることができる。日中はアクティブに、夜はリラックスしたムードで。光次第で、部屋のテイストを変えられるという良い例だ。

カフェ風に楽しめる食事の時間

トップライトの真下にあるダイニングは、テーブルを2人がけとして余計なものをレイアウトしないように配慮。椅子もひとつずつデザインの違うものをセットして、カフェスタイルにまとめあげた。

ダイニングテーブルは「大きいほど便利」というふうに考えがちだけれど、幅の広いテーブルは場所を取ってしまうし、スペースが空いていると「人がいなくて寂しい感じ」になってしまう。

テーブルには人数に合わせた適度なサイズ感があるので、何となく選ぶのではなく、スペースと使い方を熟慮したうえでセレクトしたい。