自分だけの景色を手に入れる2018.6.29 / Column

たとえば、リゾートホテルに宿泊するとき、案内された部屋に入ったら最初に何をするだろう?きっと飾られた室内だけをみて満足するのではなく、カーテンを開けてその景観を確認するハズだ。

つまり、部屋の居心地は室内の快適さやインテリアのセンスだけで決まるのではなく、そこから見える風景によっても左右されるということ。住宅を建てる際にも、このことを考えない手はない。

部屋から見える景色をアレンジしていくためには、窓のレイアウトがポイントとなる。そんな窓の作り方まで意識してデザインされているのが、この家だ。

大型の窓からの眺望に癒される

不動産関係者以外にはあまり知られていないことだが、窓には実に多くの種類がある。横引窓、上げ下げ窓、掃き出し窓、片開き窓、両開き窓…。

中には「開かない窓」もある。何のために?それはまさに、眺望と採光のためのだ。

こうした窓はフィックス窓(あるいは、はめ殺し窓)と呼ばれ、2階部分であればプライバシーに関する問題にあまりシビアにならずに取り付けが可能。上手にレイアウトできれば、外の風景を部屋のインテリアとして飾ることができる。

広い土間は使い勝手も十分

古き良き日本の住宅には、現代でも学ぶべきところがたくさんある。そのうちのひとつが土間であり、特にアウトドア系の趣味を持つ方や、小さい子供がいる家庭にはオススメだ。

その理由は、本来なら外に置いておく遊具、たとえば自転車や三輪車などを室内に引き込めからだ。雨に濡れることもないし、簡単なメンテナンス作業なら、ここでやってしまえる。大げさなガレージなど作らずとも、ミニマムなDIYスペースができあがるのだ。

さらに土間は蓄熱性が高いため、冬でも寒くなりにくい。機能的な面からもオススメできるスペースといえる。

躙(にじ)り口の先には特別な茶室

土間からつながる躙り口の先には和室が用意されており、ここは茶室として利用することができる。これも土間と同様、日本の住宅ならではのものだ。

こうしたスペースは実用性とはかけ離れているかもしれない。部屋に入るたびに、頭を低くする。けれど、内側に待つ非日常が持つ特別な雰囲気は、あの入り口を通らないと味わえない。

部屋ごとにアクセントクロスを入れて個性をアピール

部屋の雰囲気を簡単に、そして大胆に変えられる方法が壁紙の変更。ほかの部屋と違うクロスをアクセントとして利用すれば、一層の個性をアピールできる。

また、クロスの役割はそれだけではなく、たとえば暖色系の色、寒色系の色と使い分けることで、部屋の持つイメージをより明確にすることが可能だ。