ブルックリンハウス2019.2.7 / Column

ブラックで統一されたシックな外観を見ながら玄関までのアプローチを抜け、ドアから一歩中に入れば…そこは日本とは思えない、非日常的な空間。

自由の国アメリカにあって、最も都会的で個性あふれる人たちが集まる空間、それがブルックリンだ。街中を歩いても店に入っても、はたと目を奪われてしまうようなシーンが広がっている。クリエーターたちが彼の地に集まっていくのもうなずける。

この家は、まさにそんなブルックリンの風情そのもの。ひとつひとつの造作はシンプルなのに、ウィットに富んだスタイリングで飽きさせない。
単なる模倣ではなく、住人のオリジナリティがしっかりと入っているからこそ、リアルが滲み出ている。

愛猫も楽しめるリビング

愛猫も楽しめるリビング

ブルックリンの人たちは、人生を余すところなく楽しもうとしているように見える。だからこそ「遊び」に敏感だ。主役は人間だけじゃない。動物たちも愛され、その生活を謳歌している。
リビングの壁に備え付けられた棚は、そんな遊び心の象徴だ。猫は窓伝いに移動して、時にはそこで眠る。そんな気ままな行動から、ルールに縛られすぎずに生きることの大切さが学べる。

重厚感のある階段が2階へと誘う

重厚感のある階段が2階へと誘う

初めてこの家を訪れた人は「この上には何があるんだろう?」と、つい2階へ足を運びたくなるだろう。レンガ風のタイルが貼られた壁の横を、重厚感あるブラックトーンのなだらかな階段が走る。
「重たい色は、気分も重くする」なんていわれがちだが、天窓からスポットで差し込む光のおかげで、そんな心配は皆無だ。

ナチュラルウッドなサロンスペース

ナチュラルウッドなサロンスペース

お客様が出入りするサロンスペースはほかとは少し印象を変えて、明るく開放的に。木目のしっかりした床より明るい木材を天井に貼って、部屋全体を広く見せている。

ベッドのファブリックと合わせ、正面の壁はパステルカラーのピンクに。個性的だがクセの主張しすぎないカラーリングが人気だ。

お互いのペースで就寝できる、安らぎの寝室

お互いのペースで就寝できる、安らぎの寝室

どんなに忙しい人でも、住宅の中で一番多くの時間を過ごす場所が寝室だということは変わらないだろう。特に共働きがスタンダードになっている現代にあって、寝室の作り込みは重要。

大事なのは、互いのペースを乱さないこと。広めのベッドには左右にサイドランプを配して、パートナーが就寝中でも好きなだけ読書ができる。ひとりひとりの時間もキープされているからこそ、安らぎと気晴らしが同居し、また明日へと進んで行けるのだ。