木の素材感を楽しむ家2019.5.30 / Column

家づくりに欠かせない素材、それは木材である。在来工法に加えて、鉄筋コンクリートなどの工法が確立された現代でも、それは同様だ。インテリアや床材などを含めて、まったく木材を使用していない住宅というのは、ごく少数のデザイナー住宅を除けば、ほぼ存在しない。

今回は、そんな木材の持つ素材感をふんだんに取り入れて作られた家を紹介する。

迫力のあるレッドシダーが外観の特徴

迫力のあるレッドシダーが外観の特徴

外観上、もっとも目を引くのはレッドシダーの外壁だ。堂々とした迫力とともに人なじみの良い温かみを感じさせてくれる。天然木ならではの質感の良さも印象深い。

この家は交通量の多い歩道付きの幹線道路に面していることもあり、家づくりにあたってプライバシーを確保することが優先的な課題であった。そこで熟考を重ねて完成したのがこの外観。

人目を気にすることのない落ち着いた住環境を提供するとともに、前述したメリットをも生み出した。立地上のデメリットをただ打ち消すのではなく、プラスにしていくことこそ、良い家づくりの必須条件といえる。

ダイニングは落ち着いたカフェ風に

ダイニングは落ち着いたカフェ風に

レッドシダーの持つ重厚感と比較して、室内に使用されている木材はインテリアも含めて明るい配色で統一されている。

ダイニング・キッチンはカフェ風にスタイリング。ウッディなテーブルに、4脚違ったデザインの椅子を取り入れることが、おしゃれなカフェスタイルを生む秘訣だ。
リビングイン階段の下のスペースを上手に活用して、小さいながらも落ち着いて作業のできるワークスペースを確保していることもポイント。

多目的に使える便利な和室

多目的に使える便利な和室

リビングから繋がる和室には、たっぷりとした収納がレイアウトされている。親族など来客用の布団を入れてもまだ余裕がある。一年通じて使うことのない季節家電を入れたりするのに便利だ。

最近では和室のない住宅も多いが、一部屋あれば多目的なスペースとして有効に活用することができるだけでなく、休日にはのんびりと時間を楽しめる。面積に余裕があれば、ぜひ取り入れておきたいところ。
今では少なくなった床の間にも、日本的な奥ゆかしさが感じられる。

晴れたらココ!開放感のあるベランダ

晴れたらココ!開放感のあるベランダ

晴れた休日のための特別なスペースが、このベランダだ。奥行にも余裕があるので、ただ洗濯用としておくにはもったいない。
キャンピングチェアを持ち込んで、昼寝をするもよし、読書をするもよし。日の光を浴びながら、ぜいたくな時間を過ごすことができる。