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後悔しない住まいづくり!注文住宅で多い失敗例とその対策を紹介

住まいの夢を反映できる注文住宅、できるだけ後悔のない理想の家を建てたいと思う方は多いのではないでしょうか。しかし、実際には建築後に失敗したと感じる方は少なくないのだとか。今回は、これからマイホーム計画をしている方にヒントとなる、「注文住宅の失敗例」と「失敗を避ける解決方法」をご紹介します。

注文住宅で「失敗した」と感じるタイミングは?

注文住宅で「失敗した」と感じるタイミングは?

マイホーム計画は、多くの人にとって初めての経験の連続ではないでしょうか。注文住宅を建てる、という人生においても大きなイベントは何度も経験できることではありません。そのため、先人たちの失敗例を知ることには大きな学びがあります。

では注文住宅を建てた先人たちは、どのようなタイミングでどのような失敗をしたと感じているのでしょう。大きく分けて、以下のようなタイミングが多いようです。

1.完成時
2.引き渡し時
3.引っ越し後
4.初めて夏を迎えたシーズン
5.初めて冬を迎えたシーズン
6.子どもの成長にともなって

1から5の時期には、以下のような失敗を感じる人が多くなっています。

・想像していたよりも、日当たりが悪く暗く感じる
・天井高が低く感じ、圧迫感がある
・天井が高く照明の光が十分に届かない
・スイッチやコンセントの位置が使いにくい
・気密性や断熱性に問題がある

このほかにも6の子どもの成長にともない、子ども部屋はどうするか、学習スペースの確保などが問題になることも。長い目で見て、変化していくライフスタイルに柔軟に対応できる家づくりをめざしましょう。

注文住宅で失敗する主な原因は?

注文住宅で失敗する主な原因は?

注文住宅の失敗例として多く見られるのは、将来にわたりライフスタイルの変化にも対応できるのか、生活動線が整っているかまでイメージできていなかったことが原因になった事例です。

特に、料理・洗濯・掃除などの家事をするための経路「家事動線」や、リビングやトイレなど暮らしのために動く経路「生活動線」が交わっていたり複雑であったりするケースが見られます。日々の暮らしにストレスを感じると家でくつろぐことができないため、家族構成やライフスタイルをよく考慮して間取りを検討しましょう。

注文住宅の失敗例と解決策

注文住宅の失敗例と解決策

水まわりの失敗例

・排水の音が響いて気になる
寝室の近くにトイレなどの水まわりがあると、静かな夜には排水音が気になることがあります。また、寝室の上の階に水まわりがあると配管を流れる水の音が響くことも気になる点です。

【解決策】
寝室の隣や上に極力水まわりを配置しないようプランニングしましょう。また、寝室と水まわりの間にクローゼットなど大きな収納をはさむと水の音が軽減されます。

・浴室の汚れやすさが気になる
壁にタイルを使ったところの目地が汚れやすく掃除が大変だった、壁にダークカラーを選んだらカルキ汚れが目立ったなどの失敗例もあります。

【解決策】
1日の疲れを癒す浴室は、好みのインテリアだけでなく機能性にもこだわりたいところ。日々の掃除がしやすく、汚れが目立ちにくい素材を使うことも意識したい場所です。壁の色をグレーに近い色にすると、汚れは目立ちにくくなります。
また、最近ではカビや汚れが付きにくい機能的な素材もあるため検討してみてはいかがでしょうか。

キッチンの失敗例

・家事動線が整っていない
キッチンと洗濯をするランドリースペースが離れていて家事がしにくい、キッチンの通路が狭くて困るなど、家事動線が整っていないことが原因で使いにくさを感じる失敗例もあります。

【解決策】
同時進行ができると便利な料理と洗濯。キッチンとランドリースペースを近くに配置すると家事がはかどる動線に。また、人が通るだけでなくキッチンに置きたい収納家具やゴミ箱などのスペースも考慮した通路幅を確保しましょう。

・サイズや収納が使う人やモノの分量とミスマッチ
調理する人と作業台の高さが合っていなかったり、十分な作業スペースが取れていなかったりとミスマッチがあるとキッチンはとても使いにくい場所になります。

【解決策】
設計時から調理する人の身長や体格に合わせた作業台のサイズ選びをしましょう。また、キッチンには置かなければならない食材や調味料、調理器具などが溢れてしまいがち。キッチン収納は、置きたいモノに合ったスペースと出し入れのしやすさを考慮して計画しましょう。

リビングの失敗例

・窓が多すぎて日当たりや温度管理が大変
明るいリビングに憧れる方は多いのではないでしょうか。しかし、そのために窓をたくさんつけ過ぎると壁がなくなり家具などが配置しづらくなることも。また、日当たりが良すぎて暑くなったり、冷暖房効率に影響が出て温度管理が大変になったりという失敗例もあります。

【解決策】
リビングには、庭やベランダなど屋外と緩やかに繋がる掃き出し窓を選ぶのが一般的です。しかし壁を残しながら日当たりも考慮するなら、大きな窓ばかりではなく天井近くに配置する高窓(ハイサイドライト)を選ぶとよいでしょう。高窓なら、壁を確保しながら光もほどよく取り入れることができます。

・壁紙がイメージと違った
お気に入りの壁紙を貼ったけれど、実際に壁になるとイメージよりも派手に感じられるなど、壁紙に関する失敗も聞かれます。

【解決策】
壁紙は、カタログで見るよりも実際は明るく淡く見えることもあります。部屋の広い面積に使用する壁紙は、できるだけ大きめのサンプルを取り寄せて慎重に選びましょう。壁紙選びに迷ったら、床材やドアの色に近い色を選ぶと調和しやすくなります。個性的な壁紙を使いたい場合は、アクセントクロスなどで1面だけ取り入れると派手さを抑えられます。

子供部屋の失敗例

・1部屋を2つに分ける時に不便になった
最近の住宅で多いのが、1部屋を将来的に2部屋にわけられるフレキシブルな子ども部屋。しかし、家具やコンセントの配置を考慮しなければ不便になることがあります。

【解決策】
学習デスクや収納家具、そしてコンセントが2部屋に分かれるよう配置に気を付けましょう。特に重量のある収納家具は移動が難しいため、造作家具の場合は特に間仕切り壁を意識した設計が求められます。

玄関の失敗例

住まいの顔となる玄関はすっきりとさせておきたいもの。シューズクローゼットなど大型収納があれば良かったと収納力不足に後悔する方も多いようです。

【解決策】
小さなお子さんがいる場合は、ベビーカーや外遊びグッズ、傘などを収納するスペースを確保しましょう。大きな玄関収納がある場合でも、動線が使いにくかったり収納スペース不足だと不便になります。天井まであるトールタイプの靴箱を選んだり、棚板が稼働するタイプを選ぶと背の高いモノを収納するのにも役立ちます。

間取りの失敗例

家具を置くと狭く感じられる、通路が狭くて移動しにくい、家族が増えて部屋が足りないといった間取りの失敗例があります。

【解決策】
間取りは、将来にわたり快適に使えるよう慎重に検討しましょう。先ほどご紹介したように、最近では必要に応じて部屋を分けられたりオープンにしたりできるフレキシブルな間取りが好まれています。

設備の失敗例

・コンセントの位置が使いづらい
パソコンやスマートフォンなど、多くの家電がコンセントを必要とします。家具で隠れてしまうなど、コンセントの位置が適切ではないと使いづらくなります。コードレス掃除機など充電式の家電を隠して収納できるよう、コンセントと収納をセットに考えることもひとつのアイデアです。

注文住宅で失敗しないためのポイント

注文住宅で失敗しないためのポイント

自由度の高い注文住宅だからこそ、後悔のない理想の住まいを実現したいもの。以下のようなポイントを抑えることで、少しでも失敗を減らすことができるでしょう。

・理想にこだわりすぎない柔軟性
・明るさや体感温度などに考慮する
・生活動線を意識した間取り
・家族構成やライフスタイルの変化に対応できる間取り
・将来を見据えた間取りや設備の配置

特に間取りの変更には高額なリフォーム費用が必要になります。自分たちのライフスタイルや理想の暮らしを思い描き、担当者へしっかりと伝えましょう。

失敗例に学び理想の注文住宅を

失敗例に学び理想の注文住宅を

注文住宅を建てた先人の多くの失敗例は、これからマイホームを建てる方にとって学ぶべきポイントがたくさんあります。理想の住まいに近づけるよう、ぜひ参考になさってはいかがでしょうか。

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