予算2000万円の注文住宅!費用の内訳と家づくりのポイント2021.11.8 / Column

注文住宅を建てる準備はさまざまありますが、そのなかでも「予算」を決めることはマイホーム計画の第一歩なのではないでしょうか。優先順位を決めれば、ある程度希望の家が建つと言われている予算2000万円台の家。今回は3000万円の家とどのような点が違うのか、また2000万円の家を建てるためのポイントをご紹介します。

注文住宅を建てるための費用の内訳は?

注文住宅を建てるための費用の内訳は?

家族が思い描く理想の暮らしを実現するために、家づくりの多くの部分を自由に選ぶことができる注文住宅は魅力的ですよね。しかし、希望をかなえられるかは予算が大きく関係してきます。そもそも注文住宅を建てるために必要な費用は、どのような内訳になっているのでしょうか。注文住宅を建てるために必要な費用をきちんと把握し、適切な予算組みを行うためにも知っておきたい知識です。

大きく分けて、以下のような項目があります。

土地代

家を建てるために必要な費用のうち、大きな割合を占めることが多い土地代。土地購入には、土地代はもちろん仲介手数料などの諸費用も含まれます。

土地代は、立地によっても大きく変動します。たとえば100㎡(約30坪)の土地で比較すると、北海道は平均200万円程度、東京では2100万円程度と大きく異なることも。地域や広さなど条件によって価格の幅がある費用なので、立地の検討は慎重に行いたいところです。

本体工事費

注文住宅にかかるお金の中で大きな費用を占めるのが、建物の本体を建築する時にかかる費用である本体工事費です。一般的には、基礎・土台・構造体・外装・内装、そしてキッチン・浴室・トイレなどの設備、人件費などを含み、新築の家を建てるための多くを占める費用。次にご紹介する建築以外の工事にかかる「付帯工事費」は含まないため、広告などの価格記載には注意が必要です。

本体工事費

付帯工事費

付帯工事費とは、本体工事費用とは別に必要となる工事費用のこと。門や塀の工事・インフラ工事・駐車場の造成などが含まれます。また、軟弱な地盤の場合は、強度を高めるための地盤改良工事、樹木や物置などが不要な場合は、伐採・撤去工事が必要になることも。建物以外の工事にかかる費用は多岐にわたり、購入した土地に建物がある場合は解体工事や整地の費用も含みます。

付帯工事費

諸費用

家を建てるための手数料や税金などは、諸費用として計上されます。主な諸費用は以下のとおりです。

・住宅ローン締結時にかかる手数料・保証料
・不動産売買の仲介手数料
・不動産取得税
・登記料など
・固定資産税の精算

諸費用

予算2000万円と3000万円の家の違いは?

2000万円の家の目安

こだわりを全て取り入れた家を建てることは難しいですが、優先順位を決めてどの部分にお金をかけるのかを明確にすれば理想の家に近づける価格です。例えば、外壁はサイディング、屋根はスレート材を採用するなど外観は限りなくシンプルで、耐震・断熱の最低基準を満たした家が目安になります。キッチンやお風呂、トイレ、給湯システムなど水まわりの設備は標準的なグレードを選び、こだわりがあるのであれば将来的にリフォームをするという選択肢もあります。

3000万円の家の目安

こだわりの家を建てたいなら、3000万円の予算を確保したいところ。耐震や断熱、気密性をより高い基準に引き上げることもできます。また水まわりの設備にこだわったり、小屋裏収納を設けたり、メンテナンス費用を抑えた機能素材を使うことも可能に。内装や設備だけでなく、ウッドフェンスやガレージなど外観や外構デザインに凝りたい方は予算に余裕を持って計画しましょう。

予算2000万円の家を建てるためには?

注文住宅を建てるのに2000万円の予算は決して余裕のある金額ではありませんが、工夫すれば不可能ではありません。以下に挙げるのは、できるだけローコストで家を建てるためのポイントです。ぜひご参考になさってください。

ポイント1.:予算を配分し、妥協点を見つける

マイホーム計画の第一歩は予算配分をしっかりと決めることです。相続などですでに土地を所有している場合は、建築費と諸費用を合わせて2000万円におさめるように計画をします。一方土地から購入する場合は、住宅にかけられる予算を決めてから、その残額を土地と諸費用に割り振りしていきます。

家へのこだわりがあるからこそ注文住宅がよい、と考える方は多いのではないでしょうか。もし先に土地を購入してしまうと建物にかけられる費用が不足してしまうこともあります。予算オーバーになり、思ったような家が建てられないとなると本末転倒。ここは慎重に検討したいところです。

とはいえ、理想の全てを叶え2000万円の予算におさめることは難しいため、妥協点を見つけることも大切。経済的な余裕ができたり、お子さんが巣立ったりしてからリフォームや増築をするという選択肢もあります。間取りや広さ、設備のグレードなどは条件に合わせて選択していきましょう。土地と建物にかける予算の配分が決まれば、理想の家づくりに近づきます。

予算を配分し、妥協点を見つける

ポイント2.:立地を再検討する

立地条件によって、土地の価格は大きく変動します。たとえば、最寄り駅が近い・便利な商業施設が近いなど、立地条件がよくなると価格が上がることも。リモートワークなどで通勤が不要になったなど公共の交通機関をあまり使わない場合は、利便性よりも広さのある立地の方が条件にマッチするかもしれません。立地について、家族でよく話し合い再検討してみてはいかがでしょうか。

失敗したからと言って、簡単に手放すことができない土地。建物を建てるとさらに買い替えが難しくなるため、慎重に検討したいところです。

立地を再検討する

ポイント3.:家のつくりをシンプルにする

建物は基本的に、デザインがシンプルなほど価格が抑えられると言われています。凹凸のない建物は、施工の手間が省けたり屋根や外壁の材料が少なく抑えられたりするためローコストで建てられることもあります。

また、間取りも同じくシンプルなほど価格が抑えられると言われています。段差や仕切りを少なくオープンな間取りにすることが鍵に。2階建てが希望であれば、総2階の箱型にするとコストダウンが期待できます。

家のつくりをシンプルにする

ポイント4.:付帯工事費を見直す

本体工事費は削れなくても、付帯工事費を見直せるのではないでしょうか。門や塀、駐車場のルーフなど、グレードを下げたり必要最低限のタイプにすると費用が抑えられることも。工夫をして、費用を削減する方法を検討してみましょう。

付帯工事費を見直す

2000万円台の注文住宅事例を紹介

2000万円の家づくりは優先順位決めが成功の鍵に

家族が暮らしやすい間取りを考えたり、住宅設備にこだわったり、内装の色や素材を考えたりする時間は、注文住宅ならではの楽しさに溢れています。予算が潤沢にあればこれら多くのこだわりを実現することもできますが、暮らしの豊かさが比例していくとは言えません。

優先順位を決めてこだわるところ、妥協できるところをしっかりと見極めれば、2000万円の予算でも想像以上に満足のいく家が建てられることでしょう。予算2000万円の家づくりの参考として、今回ご紹介したポイントを改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。

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